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納豆

ダイは納豆が大好き。
以前はひきわり納豆や、ない場合には、小粒納豆を切り刻んであげていたが、最近では、小粒納豆そのままで食べさせていた。
今、食べ物を手で食べる事が大好きで、何かの本に「食べる事に興味を持ち始める時期で、手づかみで食べさせる事も必要」というような事が書いてあったことから、手で食べても問題のないようなもの(スナップエンドウの中身だけとか、極細アスパラなど)を離乳食に一品入れている事が多かった。
しかし、その日は、手づかみで食べられそうな物は一つもなく、ミックス野菜とハムのポタージュスープと軟飯、納豆と、むしろ手で食べると大変な事になるものだった。
ダイは自分の食卓を見て手で食べられる物がなさそうと、素直に私に食べさせていたが、そのうち、フラストレーションがたまってきたのか、手を出し始めた。
はじめはポタージュスープ。しかし、思ったようにはつかめない。次に納豆。
“なんだ!これはネバネバしているけどつかめるではないか!”といわんばかりに喜々として納豆を手づかみで食べ始めた。はじめは、それはダメと、制止していた私も、ダイがあまりにうれしそうに納豆を手づかみしているので、やらせておく事にした。手や口から、糸が何本もひき、まるで、これから繭をつくる生き物のようになっていた。一通り食べ終わると、手をグーパーし始め、ベトベト感を再確認。そして飽きて来たのか、抱っこをせがんで来た。
ひえ!とばかりに、あわてて、ボールに水をはり、手を洗わせたが、なかなかネバネバはとれなかった。
納豆は当分食卓に上らないだろう。
by hisa-i | 2004-10-03 03:05 | ダイと私


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